落語の演目

突きおとしつきおとし

滑稽噺戦時中の禁演落語吉原泥棒

金のない若い者たちが仲間を装って吉原で豪遊し、最後に一人をだましてどぶへ落とす顛末を描く。

あらすじ

遊びに行きたいが金のない若い者たちが集まり、ただで豪遊する方法を思いつく。一人が棟梁になりすまし、普段は格の高い店で遊んでいるが今日は気楽にと触れ込んで、みなで揃って店に上がり、酒宴で大いに騒ぐことにした。

翌朝、勘定の段になると、あらかじめ決めておいた通り、一人が仲間の紙入れを預かっていたことにして、金の持ち合わせがないふりをする。すると連れの棟梁が先にそれを言わないとは何事だ、これでは長逗留になってしまうと怒って店の若い衆をなだめすかして連れ出すという筋書きだった。

一行は店を出ると、お歯黒どぶのそばまで来て、みな並んで小用を足すふりをする。そのまま隙をついて、若い衆の体を押してどぶの中へ突き落とした。「逃げろ、逃げろ」と声をかけながら一斉に走り出すが、少し行ったところで仲間の一人の姿が見当たらないことに気づく。

遅れて店を出てきた仲間が、突き落とした若い衆の持ち物から煙草入れを失敬してきたと打ち明ける。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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