落語の演目

出来心できごころ

滑稽噺長屋泥棒家賃

別題: 花色木綿

泥棒として仕込まれた間抜けな男が、二軒の家で立て続けに間の抜けた失敗を重ねていく噺。

あらすじ

間抜けな泥棒が親分から見込みがないと言われ、心を入れ替えるので置いてほしいと頼み込む。まずは空き巣から始めるよう言われ、家の人に見つかったときの言い訳の仕方まで教わって、早速仕事に出かけることになった。

ある家に忍び込んだ男は、菓子を見つけて盗み食いをしていると、二階から家の人に声を掛けられる。とっさに人の名前を尋ねるふりでごまかそうとするが、その名前が家の主人自身のことだったため、慌てて逃げ出し、履物を忘れてきてしまう。

続いて入り込んだ長屋の一室には盗む物がほとんど見当たらず、古い下帯を一本懐に入れたところで住人が帰ってきたため、床下に隠れることになった。住人はこれ幸いと、泥棒に入られたことを口実に家賃を待ってもらおうと、大家を呼びに行く。

大家は盗まれた物を届け出るよう住人に尋ねるが、住人はとっさの思いつきで布団や着物など、身の回りの品を次々と挙げていく。やがて泥棒が床下から出てくると、住人にお前は泥棒だと詰め寄られ、教わった言い訳をそのまま口にすることになる。

開き直った住人が今度は床下に隠れる番になり、なぜ嘘を並べたのかと問われると、「これもほんの出来心でございます」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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