落語の演目

狂歌家主きょうかいえぬし

滑稽噺長屋冬の噺貧乏家賃俳句と和歌

別題: 三百餅

大晦日を迎えても店賃を払えない男が、狂歌好きの家主の機嫌を取ろうとして繰り広げる滑稽噺。

あらすじ

大晦日になっても暮らしに余裕がない男が、正月用の餅を三百文で三切れ買い、女房から催促をされる。たまっている店賃も払えずにいたが、家主が狂歌をたしなむと知り、狂歌の集まりに通っていたことを言い訳にして挨拶に出向くことにする。

家主は男の挨拶を面白がり、自ら狂歌を詠んでみせる。男も「貧乏」を題にして、暮らし向きの苦しさを笑いに変えた歌をいくつか詠んでみせると、家主はその出来をすっかり気に入り、上の句を渡して男に下の句を続けさせようとする。

男は下の句を求められて言葉に詰まり、よく知られた和歌の一節をそのまま借りて答えるが、それでは歌として通らないと家主から指摘されてしまう。困った男は、最後に自分が買ってきた餅の数を絡めた言葉遊びでどうにか下の句をまとめ、その場を切り抜けて話が締めくくられる。

男が上の句に続けて「餅は三百買って食うなり」と下の句をつけると、家主から言葉の続きが合っていないと指摘され、男が「搗かないから三百買いました」と返す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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