落語の演目

蔵前駕籠くらまえかご

滑稽噺吉原泥棒江戸

追い剥ぎの噂が絶えない道を、身ぐるみ脱いだ姿で駕籠に乗り込んで通り抜けようとする男を描いた滑稽噺。

あらすじ

物騒な世の中で、吉原へ向かう道には追い剥ぎが出るという噂が絶えず、駕籠屋も夜は店を閉めてしまうほどだった。それでも吉原へ行きたい男は、酒代を弾むことと、何かあれば駕籠を放り出して逃げてよいことを条件に駕籠屋を口説き落とす。

男は着ているものをすべて脱いで何も持たない姿になり、駕籠に乗り込んで夜道を進んでいく。駕籠屋は嫌がりながらも約束の酒代欲しさに歩き出し、町のはずれを通り過ぎて目的地に近づいたあたりまで来ると、うわさ通りに黒い影がいくつも現れる。

駕籠屋はすぐさま逃げ出し、代わりに追い剥ぎが刀を抜いて駕籠を取り囲む。軍用金のために身ぐるみを差し出せと脅すが、中から返事がないので垂れを上げてみると、何も身につけていない男が腕組みをして座っていた。

何も持たない男を見た追い剥ぎが「もう済んだか」とつぶやいて話が終わる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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