落語の演目

山崎屋やまざきや

滑稽噺廓噺吉原若旦那番頭

遊び好きな若旦那と番頭が企てた策略で、吉原の花魁を嫁として迎え入れるまでのてん末を描く滑稽噺。

あらすじ

鼈甲問屋の若旦那は遊興のための金を工面してほしいと番頭に無理を言い、断られると、番頭が別の場所に囲っている女のことを主人に知らせると言い出す。困った番頭は、若旦那が身を固めれば遊びをやめると聞き、吉原に馴染みの相手がいるならその女と夫婦にすることを条件に話をまとめる。

番頭は花魁を身請けして、なじみの鳶の頭に預けておく。そのうえで若旦那に集金の金を届けさせ、頭のところにわざと置き忘れさせる。頭が落とし物として金を届けてくると、大旦那がその礼にと頭の身内の娘を紹介され、これが花魁だと気づかぬまま息子の嫁にと望む。もくろみ通りに事は運び、若旦那は望みどおり花魁と夫婦になる。

大旦那は店を若旦那に譲って隠居する。ある日、大旦那が嫁にどこに奉公していたのかと尋ねると、嫁は北国の大きな屋敷にいたと答え、大勢のお女中がいたことや、暮れ方に出立して諸国をめぐり歩いたという話などを持ち出し、話をはぐらかしながら受け答えをする。

大旦那の「六部に天狗が憑いたのか」との問いに、嫁は「三分で新造がつきんした」と洒落で答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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