落語の演目

明烏あけがらす

滑稽噺廓噺戦時中の禁演落語吉原若旦那親子

生真面目すぎる息子を案じた父親が悪友の誘いに乗じて廓へ行かせ、遊女と一夜を過ごした息子が帰りたがらなくなる話。

あらすじ

商家の跡取り息子はふだんから真面目すぎる性格で、父親はそれを気にかけていた。ある日、町内の遊び人二人組が稲荷への参籠に誘いに来たので、父親は事情を察しながらも、息子に良い着物と金を持たせて送り出す。息子は誘われるまま二人について歩いていく。

連れて行かれた先は廓の店で、着飾った女性たちを目にした息子はようやく行き先に気づき、帰ると言い出す。二人は、送り届けた三人でここへ来たと届けが出ているので、一人で帰ろうとすれば怪しまれて引き止められると言い聞かせ、帰るのをやめさせる。息子は年上の遊女と組み合わされ、いやいやながらもその夜をともに過ごすことになる。

翌朝、二人が息子の様子を見に行くと、なかなか起きてこない。声をかけると、布団の中から満足げな返事が返ってくる。呆れた二人が先に帰ろうとすると、息子は前の晩に聞かされた理屈をそのまま持ち出し、一人で帰れば怪しまれて引き止められると言い返す。

先に帰ろうとする悪友二人に対し、息子が前夜に聞かされた理屈を逆手に取り、「大門で留められますよ」と言い返して終わる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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