落語の演目

ひねりやひねりや

滑稽噺吉原親子

堅物の息子に道楽をさせようとした父親の思惑が外れる話。

あらすじ

日本橋本町に、変わり者として知られる商人がいました。子供がなかったところ、ある石を拝んで子を授かり、生まれた男の子を大切に育てます。

ところがこの息子、年頃になっても堅い本ばかり読んでいる真面目一方の性分でした。父親は「とんでもないせがれだ、道楽をしないなら勘当だぞ」と叱りつけます。

「では心を入れかえて道楽をいたします」と答えた息子は、並の乗り物では物足りないと大八車に乗って吉原へ繰り出しました。

茶屋でも一風変わった注文ばかりするので、茶屋は耳は聞こえるが口はきけないという触れ込みの芸妓を呼びました。もちろんこしらえごとです。

芸妓は身振り手振りで応じていましたが、息子が百両を差し出すと、思わず「まあ、すみません」と声を出してしまいました。息子は言いました。「あ、ひねった屋だ。口まできいた」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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