落語の演目

身投げ屋みなげや

滑稽噺新作落語両国商売心中

不景気で、橋から飛び込むふりをして通行人に止めてもらい金を得る商売を始めた男を描く噺。

あらすじ

定職のない男が知り合いに誘われ、人通りの多い橋の上から飛び込むふりをして通行人に引き止めてもらい、金をもらうという商売を教わる。相手の身なりに応じて求める金額を変えるようにとも言われ、さっそく橋へ向かうことになった。

橋の上で唱え言葉を口にして飛び込もうとすると、身なりの良い男に引き止められ、高めの金額を求めたところ、持ち合わせがないながらも半分の額を渡された。気を良くしてもう一度同じことをすると、今度は職人ふうの男に引き止められたが、こちらは金の代わりに使用済みの乗車券を渡されただけで終わった。

がっかりして次の相手を探していると、今度は本物の親子連れが体を結び合って川に飛び込もうとしている場面に出くわす。あわてて止めに入ると、父親は体が不自由な上に金がないのだと訴えるので、男はさきほど受け取った金をそのまま渡して立ち去った。

橋のたもとで様子を見ていた男の前で、親子は「今度は吾妻橋に行こう」と言い合い、実は同じ手口を使う者どうしだったと分かる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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