落語の演目

両国八景りょうごくはっけい

滑稽噺両国商売

別題: 九段八景

酔っ払いを連れて川開きの人混みへ出かけた男が、物売りの口上に乗せられて騒動を起こす滑稽噺。

あらすじ

居酒屋で酔っ払って管を巻いていた男を、通りかかった兄貴分がなだめて外へ連れ出した。ちょうど川開きの日で人出の多い広小路まで歩いてくると、あちこちに物売りの屋台がにぎやかに並んでおり、道行く人の足を止めていた。

体の中の臓器を並べ立てながら売り込む薬売りの前に立ち止まった男は、勧められるままに練り薬を舐めて味を気に入り、もっとくれとせがんで兄貴分に止められる。続いて割れた皿や丼を継ぎ合わせる粉を実演販売する店にも差しかかった。

店先の実演に見入っていた男は、色の悪さを気にせず自分でも粉を口に入れてしまい、上下の唇がくっついてしまった。兄貴分が水をもらってへらでこじ開けると、詫びとして一袋もらうことにする。値段を尋ねると、開店したばかりの値引き価格だと言われた。

値段の安さに驚くと、売り手から「口開けは十文でございます」と返された。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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