釜泥かまどろ
尊敬する大泥棒を供養するため仲間が大釜を盗んで回る噺。豆腐屋の老夫婦が仕掛けた策も裏目に出てしまう。
あらすじ
釜茹での刑に処された名高い盗賊を供養し、自分たちが同じ目に遭わぬようにと、泥棒の一味が世の中の大釜を盗んで回ることにする。まず狙われたのは、大きな釜を使う豆腐屋である。
豆腐屋を営む老夫婦は幾度も釜を盗まれて困り果て、今度はおじいさんが釜の中に隠れて番をすることにする。ところが差し入れられた酒を飲むうちに気持ちよくなり、大きないびきをかいて眠り込んでしまう。
その隙に泥棒がやって来て釜を担ぎ出す。ところが釜の中から声や物音がするので気味悪くなり、泥棒は釜を置いたまま逃げ出してしまう。
目を覚ましたおじいさんは、地震だと勘違いして逃げ支度をするが、そのときにはすでに自分ごと釜が持ち去られたあとだったと気づく。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

