茶栗柿ちゃくりかき
売り声を直された男が、言われたとおりにしてやはり売れない話。
あらすじ
知恵の少し足りない男が、茶とクリとカキを担いで売り歩くことになりました。「ええ、ちゃくりかきや、ちゃくりかきや」とひと続きに呼びながら町を歩きましたが、いっこうに買い手がつきません。
見かねただれかに、茶は茶、クリはクリと品物ごとに分けて呼ばないと、なにを売っているのか分からないと注意されました。男は言われたとおりに呼び方を変えることにしました。
男は「茶は茶で別々、クリはクリで別々……」と、教えられたとおりに呼び方を分けて売り歩きましたが、それでもやはり売れませんでした。
成立と背景
同じ趣向の話は、各地に伝わる民話の中にも見つかります。地域によっては、あとで「馬鹿につける薬はない」と嘆く人に、当人が「飲む薬でもよろしい」と返して結ぶ型も伝わっています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
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- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

