落語の演目

居残り佐平次いのこりさへいじ

滑稽噺戦時中の禁演落語品川言い立て商売

品川の妓楼で豪遊した男が勘定を払わないまま居座り、巧みな話術で客や店の者を丸め込みながら居残りを続ける。

あらすじ

佐平次という男が仲間四人と品川へ繰り出し、豪遊した後にまとまった割り前を仲間から受け取る。翌朝は帰ると仲間に告げながら、自分だけ体調不良を理由に店に居残ることにする。

支払いを求める店の若い衆に対し、佐平次は約束していた仲間が来るはずだと言い逃れをし、次には金がない、仲間の住まいも知らないと言い張って、自ら布団部屋での居残りを申し出る。

酒の相手として愛想がよく話も面白い佐平次は、客から芸者よりも指名されるほど人気を集めるが、店の若い衆からは苦情が出る。主人に呼び出されて帰宅を促されると、追われている身だからかくまってほしいと持ちかける。

厄介払いをしたい主人は金と着物を与えて佐平次を送り出す。店を出た佐平次は若い衆に、居残りを稼業にしていると明かし、後日そのことが主人に伝えられる。

主人が「どこまで人をだますのか」と怒ると、若い衆が「あなたの頭がごま塩でございます」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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