落語の演目

磯の鮑いそのあわび

滑稽噺廓噺戦時中の禁演落語吉原与太郎花魁言い間違い

別題: わさび茶屋

女郎買いの経験がない与太郎が、からかわれているとも知らず教わった口説き文句を花魁にそのまま使う話。

あらすじ

女郎買いに行ったことがない与太郎が、近所の若い連中から冷やかされ、廓遊びを教えてくれる師匠がいると聞かされる。からかわれているとは気づかず、紹介状を持って師匠のもとを訪ねることになる。

師匠役の男は与太郎がだまされてきたことを承知のうえで、廓への行き方や店でのふるまい方をひととおり教える。花魁を前にしたときの口説き文句として、自分を思い続けてきたと伝えたうえで、相手の膝をつねると惚れられると教え込む。

与太郎は教わった通りに支度を整えて出かけ、花魁を前にすると覚えたばかりの口説き文句を口にしながら、思い切り膝をつねってみせる。突然のことに花魁は痛みで涙をにじませてしまう。

花魁が痛がって涙を見せると、与太郎は言われた通りに惚れられたのだと思い込み、「それじゃ今のワサビがきいたんだろう」と得意げに言う。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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