落語の演目

位競べくらいくらべ

滑稽噺上方落語が原話将棋と碁意地の張り合い

大金持ちと公家が碁の勝ち負けを「位」で言い合い、意地を張り合う話。

あらすじ

大阪の豪商であった鴻池善右衛門の近くに、親の池善右衛門というもう一人の大金持ちが暮らしていました。京都に出向いて公家の烏丸大納言の屋敷で碁を打つと、いつもは相手が手加減して負けてくれるのに、この日はさんざんな負け方をしてしまいます。

大阪一の碁打ちだと自慢していた手前ばつが悪く、親の池は「あなたの位に恐れをなして負けました」と言い訳をします。すると烏丸大納言はふんどし一つの姿になり、これで身分の差はないはずだと再戦を挑みますが、親の池はまたも負けてしまいました。

悔しさのあまり親の池は「自分の身には位がなくとも、所有する土地には位がある。大阪へお越しになれば、こちらにも相応の位があるので、そのときは位競べを願いたい」と言い残して帰って行きます。すると後日、烏丸大納言が本当に位競べに訪れるという知らせが届きました。

あわてた親の池は庭一面に小判をまき散らし、ふすまに金の札を貼りつけて屋敷を豪勢に飾り立てます。その様子には烏丸大納言もさすがに目を見張りました。「親の池殿の位はいかほどとお見受けか」と問われた大納言は、こう答えました。「うむ、これくらいは持ちたいものだ」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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