落語の演目

狼講釈おおかみこうしゃく

滑稽噺上方落語が原話寄席と芸人講釈師

山で狼に囲まれた噺家が命乞いに講釈を語り、話がごちゃまぜになる話。

あらすじ

噺家が山で狼の群れに出会い、食い殺されそうになりました。命ばかりはお助けをと言って、軍談講釈をやりますと申し出ます。

難波戦記の抜き読みを始めましたが、先へ進むにつれてあれこれの話が混ざり合い、筋の通らない講釈になっていきました。それでも語り続けるうち、狼はいつのまにか一匹もいなくなっています。

山奥へ帰った狼たちが、首領から嘘つきの噺家を食い殺したかと聞かれて答えました。「食い殺すどころか、口からたくさん鉄砲を放しよった」。

成立と背景

鉄砲を放すとは嘘をつくという意味です。上方の噺ですが、原話は江戸の小咄にあり、明和九年に出た『楽牽頭』所収の「旅人」がそれにあたります。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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