落語の演目

茶碗屋政談ちゃわんやせいだん

滑稽噺上方落語が原話喧嘩お裁き

別題: 茶碗屋裁判

仲の悪い二人を手錠でつないだお裁きが、思わぬ落ちになる話。

あらすじ

茶碗屋の八兵衛と砂糖屋の六兵衛は、店先の打ち水が互いの品物にかかったことがきっかけでけんかになり、それからというもの何かにつけて仲たがいをしていました。

見かねた家主の頼兵衛が何度も仲裁に入りましたが、二人のいがみ合いは一向におさまりません。困り果てた頼兵衛は、とうとう二人を奉行所へ訴え出ることにしました。

お白洲に呼び出された二人は、そこでもまた口論を始めてしまいました。奉行は業を煮やし、二人の手を一つの手錠でつないだまま帰らせることにします。

手錠でつながれた二人は、用を足すのにもいちいちつき合わなければならなくなりました。さすがに根負けした二人は、ついに仲直りすることにします。

奉行は仲直りの証拠として、二人に唄をうたわせることにしました。二人は仕方なく、道行きの唄の文句を変えて「人の通ってる町中を、八兵衛さんと六兵衛さんと手を引いて……」とうたいます。

これを聞いた役人は、手錠をほうり出してこう言いました。「このじょうかいな」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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