耳じがじがみみじがじが
別題: じがじが
耳元で言えと諭された若旦那が、別の手を使い出す話。
あらすじ
若旦那は奉公人をすぐに殴るくせがありました。見かねた番頭が、殴るのではなく、こちらへ耳を持って来させて、耳元でやさしく意見してやってほしいと諭します。
若旦那はこの意見を素直に聞き入れ、しばらくの間は奉公人を殴らなくなりました。ところがある日、丁稚がしくしくと泣いているのが見つかります。
周りが若旦那に殴られたのかと尋ねると、丁稚は違うと答えました。番頭が重ねて尋ねます。「耳を若旦那のそばへ持って行かなんだのか」
丁稚は、耳は持って行ったと答えました。それなのになぜ泣いているのかと聞かれ、丁稚はこう答えました。「そばへ行くなり、耳をジガジガと噛みやはった」
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

