近目の錠前ちかめのじょうまえ
別題: めくらの錠前、開いたらええ
目の悪い二人が留守の戸締まりに手間取り、痛い目に遭う話。
あらすじ
目の見えない男と近眼の男が、連れ立って出かけることになりました。留守にする家の錠をおろそうとした近眼の男は、鍵穴に顔を近づけすぎて、まつ毛を錠に挟み込んでしまいます。
困っているところへ、目の見えない男が「待ちなされ」と鍵を受け取りました。
ところが鍵穴と間違えて、近眼の男の鼻の穴へ鍵を突っ込んでしまいます。近眼の男が「あいたあいた」と声を上げると、目の見えない男はこう言いました。「あいたらええじゃないか」
成立と背景
上方の小咄です。桂文我が、芝居噺に入る前のまくらとして、よく用いていました。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

