雷の子かみなりのこ
雷の卵をかえすと言って金を取った男が、腹に子雷を見つける話。
あらすじ
雷の卵をもらった人がいました。どうやって孵したものかと思案していると、私が確かに孵してさしあげましょうという者が現れます。
だいぶ費用がかかるので二十両ほど出してほしいと言われ、物になりさえすればと二十両渡しました。
十日ほどしてその男がやってきて、殻が割れて小さな雷が出てきました、お目にかけましょうと言ってたもとを探しますが見当たりません。道で落としたかと肌脱ぎになって探すと、腹にくっついていました。
「雷の子は油断がならん。もうヘソねらいよる」。
成立と背景
上方の噺です。原話は寛政十年に江戸で出た『無事志有意』の「雷の玉子」です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

