落語の演目

宿屋町やどやまち

滑稽噺上方落語が原話

客引きを断る口実に使った宿に、結局泊まることになる道中噺。

あらすじ

近江八幡を見物して大津の宿へやってきた喜六と清八は、客引きの女に法外な宿代を取られないよう用心し、定宿があると言って誘いを断ることにしました。

女が声をかけるたびに「定宿がある」と答えると、それは失礼をと引き下がるので、二人は調子づいて同じやり取りを繰り返します。

ところが定宿はどこかと尋ねられて返答に困り、その場で名の挙がった岡屋という宿に泊まることになりました。女中が二人の足を洗いながら、田舎で見たウシの話をしたり、片方だけわらじを履いたまま部屋に上がってしまったりします。

風呂と飯のどちらを先にするかと尋ねられた二人は、湯船の中まで膳を運んで来いなどと注文をつけました。

成立と背景

上方の「東の旅」シリーズの一節で、このあと別の演目に続くため、結末となるサゲはありません。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ