落語の演目

お茶汲みおちゃくみ

滑稽噺吉原上方落語が原話戦時中の禁演落語化かし合い見栄

遊女に涙ながらの作り話で騙された男の話を真に受けたもう一人が、同じ手で挑んで見抜かれる噺。

あらすじ

ある男が馴染みの遊女の部屋を訪ねると、女が急に悲鳴をあげて泣き出した。生まれ故郷から一緒に逃げてきた相手が病で亡くなり、その面影にそっくりだったので驚いたのだと女は語り、年季が明けたら添い遂げたいと涙ながらに訴える。

男はその話をすっかり信じて喜んで帰るが、よく見ると女の目のふちに、湯呑みのお茶を塗って涙のあとに見せかけていた跡が残っていたことに気づく。腹を立てながらも、それを黙って、もてはやされているふりを続けていたのだと友人に話す。

話を聞いた友人も自分も同じようにもてたいと、その遊女のもとを訪ね、聞いていたとおりの言葉を投げかけて同じように泣くまねをはじめる。すると女は席を立とうとする。

「どこへ行くんだ?」と呼び止められた女は、「今、お茶を汲んであげるから」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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