影法師間男かげぼうしまおとこ
男を逃がすため、女房が影法師だと言い抜けるバレ噺。
あらすじ
長い旅からようやく帰ってきた亭主がふと家に入ると、実は女房がこっそり男を家に上げていたところでした。突然のことにすっかりあわてた女房は、とっさに機転を働かせます。
女房は間男に、自分の影法師のふりをしてぴたりとついてくるよう耳打ちします。家の中が薄暗いのを幸いに、「お帰んなさい。荷物はこちらへ貸してくださいな。いま表に誰かいませんでしたか」と亭主に話しかけながら、間男をすっと外へ逃がしてしまいました。
亭主は「いま何かがすっと通っていったようだが」と怪しみます。すると女房は悪びれるようすもなく、平然とした顔でこう言ってのけました。「ありゃおまえさんの影法師じゃわいな」
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

