飛び鼠とびねずみ
働き者の番頭を白鼠にたとえたら、二階へ飛び上がる短い話。
あらすじ
よく働く忠義者の番頭のことを、白ネズミと呼ぶ習わしがありました。ある商店で番頭が実によく働くので、主人が感心してこう声をかけます。「番頭はんはうちの白ネズミやなあ」
番頭はそう言われて悪い気はしませんでしたが、すっかり上機嫌になった主人は、そのまま笑顔でその頭を軽くぽんとたたいてやりました。
驚いた番頭は、まるで飛び鼠のように、勢いよく二階へ飛び上がってしまいました。
成立と背景
白ネズミと、飛び鼠という玩具を掛けたサゲです。飛び鼠とは、竹を半分に割った台の上に張り子の小さなネズミを乗せ、ぴょんと飛び上がるように仕掛けられた玩具のことです。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

