近江屋丁稚おうみやでっち
月見団子を半分ふところに隠した小僧が、乞食の上の句に下の句で応じる話。
あらすじ
近江屋という大きな店で月見の宴を開いたとき、団子があまりに大きいので、小僧が半分に切って残りをふところに入れました。
そこへ乞食が団子をもらいに来ます。見ると半分しかないので、「十五夜に片割れ月はなきものを」と上の句を詠みました。
小僧がふところから残りを出して、下の句を付けます。「雲にかくれてここに半分」。
成立と背景
上方の噺で、東京でも小咄として演じられます。東京では小僧が下女になることもあります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

