京名所きょうめいしょ
京都の名所を、地名の由来やしゃれを交えて巡る道中噺。
あらすじ
京都の名所を巡る二人連れが歩き出します。大阪には「はし」と名のつく場所がないのに、京は二条大橋や三条大橋など橋が多いと話しながら、三条の大橋にさしかかりました。
そこから京極の誓願寺、蛸薬師とまわります。蛸薬師の名の由来として、池から飛び出した蛸の頭を待ち構えていた侍が斬ると、空に舞い上がって東西に分かれて落ちたという話を聞かせました。
さらに逆蓮華、錦の天神、四条通り、祇園、円山の二軒茶屋、八坂の塔、高台寺、清水坂とまわり、大谷や鳥辺山の大仏、耳塚、三十三間堂まで見物してから、二人は伏見街道へと歩みを進めていきます。
成立と背景
上方の「東の旅」シリーズの一つで、独立したサゲを持たず、続けて演じる「三十石」の発端として使われます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

