近江八景おうみはっけい
馴染みの遊女との将来を占ってもらう男が、湖畔の八つの名所を織り込んだ言葉のやり取りを通じて、現実を思い知らされる噺。
あらすじ
男が易者に、なじみの遊女と将来ともに暮らせるかどうかを占ってもらう。占いの答えは、一緒にはなれるものの、落ち着いた頃には元の相手のもとへ戻ってしまうというものだった。
男は、女から届いた手紙を易者に見せる。手紙には、湖のほとりにある八つの名所の名を巧みに織り込んだ言い回しで、女の心のうちがつづられていた。
易者もまた同じ八つの名所の言葉を使いながら、女は気移りしやすく、この先も長続きはしないだろうと告げる。男はそれを聞いて、そのまま席を立とうとする。
代金を求められた男は、八つの名所のひとつに数えられていない地名にかけて、「銭はなかった」と言い返して立ち去る。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

