落語の演目

番部屋ばんべや

滑稽噺上方落語が原話聞き違い知ったかぶり

ことわざの意味を取り違えた男が、鳥刺しに出て的を外す話。

あらすじ

「とりもちで番部屋刺す」ということわざの意味を尋ねに行った男がいました。本来は「やっても効き目のないこと」を指すことわざです。

知ったかぶりの隠居に、「暇を持て余している人を、口ききの取り持ちで番部屋の番に就かせることだ」といういいかげんな説明をされ、男はなるほどと感心してしまいます。

さっそく鳥刺しの道具を手に、にぎやかに出かけていきましたが、肝心の鳥を刺しそこない、竿は番部屋の中へ突き刺さってしまいました。

中から声がしました。「誰や、とりもちで番部屋刺した人は」

成立と背景

上方ばなしです。大阪の言い習わしに「濡れ手で粟のひとつかみ、とりもちで番部屋刺す」というものがあり、前半は苦労せず利益を得ること、後半はやっても無駄なことを意味します。この対句を落ちに利用した噺です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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