落語の演目

走り餅はしりもち

滑稽噺上方落語が原話食べ物菓子武士

別題: しゃっくり止め

餅の食いくらべでしゃっくりが止まらない侍を、乞食が驚かせて治す話。

あらすじ

伊勢詣りに向かう二人連れが、道中で知り合った侍と大津名物の走り餅の食べくらべをすることになり、負けたほうが代金を払う約束をしました。

食べているうちに侍が餅をのどに詰まらせ、しゃっくりが出はじめます。歩き出してもいっこうに治まりません。

そこへ、こもをかぶった乞食が突然あらわれ「父の仇、尋常に勝負」と声をかけてきました。侍は驚いて「そのような覚えはない、人違いであろう」と、笠を落としてしまいます。

乞食が言いました。「旦那、しゃっくりは治りましたか。治ったのなら、一文めぐんでくださいまし」

成立と背景

上方ばなしで、「東の旅」と呼ばれる続き噺の一部です。走り餅とは、大津名物の走井餅のことです。

原話は寛延四年に大阪で出た「軽口浮瓢箪」に収められている「しゃくりの妙薬」とされています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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