しゃらりぶらりしゃらりぶらり
別題: ぶらりしゃらり、四百ぶらり
言い方の順序を争う二人が、茶店の主人に判じさせる話。
あらすじ
大阪の天王寺にある五重塔の屋根の隅に何かがぶら下がっているのを見て、二人の男が呼び方をめぐって言い争いを始めました。一人は「ブラリシャラリだ」、もう一人は「シャラリブラリだ」と互いに譲りません。
埒があかないので、一人が「小便をしてくる」と席を外して近くの茶店へ行き、店の主人に二百文を渡して「あとで友達を連れてくるから、シャラリプラリだと言ってくれ」と頼みました。
残ったもう一人の男も、入れ違いに同じ茶店を訪れて主人に二百文を渡し、こんどは「プラリシャラリだと言ってくれ」と頼み込みました。
二人そろって茶店に戻り、主人に尋ねると「シャラリプラリですか」「はい」「プラリシャラリですか」「はい」「いったいどっちだ」「へえ、こっちに二百、こっちに二百、両方で四百ぶらりです」と答えました。
成立と背景
上方に伝わる噺で、笑福亭福松、のちの文の家かしくから、桂小南へと伝えられてきました。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
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- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

