浮世根問うきよねどい
別題: 無学者、無学者論
何でも知ったかぶりをする隠居に、八五郎が次々と問いを重ねていく話。
あらすじ
何でも知ったかぶりをする隠居に、八五郎が次々と質問を浴びせて困らせます。婚礼はなぜ嫁入りというのか、婚礼前なのだから娘入りが本当だろうと言い出しました。
隠居は、間違いではない、男のほうに目が二つ、娘さんの目が二つ、合わせて四目入りだと答えます。八五郎はさらに、鶴亀が死んだらどこへ行くのかと聞きました。
めでたいものだから極楽へ行くと言われ、極楽はどこかと聞き、地獄の隣だと言われ、では地獄はどこかとしつこく問い詰めます。困った隠居は、極楽はここだと言って仏壇を見せました。
死ぬとここへ行けるのかと聞かれ、悪いことをしなければなと答えます。鶴や亀も極楽へ行って仏になるのかと聞かれると、鳥や畜生は仏になれないと言いました。では何になるのかと問われて、「ろうそく立てになる」。
成立と背景
鶴と亀をかたどったろうそく立てを見たことのない人が増えたため、今はこのサゲまで行かずに切り上げることが多い噺です。上方種ですが、原話は安永五年に江戸で出た『鳥の町』の「根問」です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

