猫頭巾ねこずきん
飼い猫と野良猫が、待遇の違いを言い合う短い話。
あらすじ
ネコ同士が世間話をしていました。一匹が「あんたのところはいいなあ、飼い主があれこれ世話をして、暖かくしてくれて。うちらはほったらかしなのに」とうらやましがります。
続けて「このあいだ、あんたの家の前をたまたま通りかかったら、今度は頭巾をこしらえてかぶせてやると言っていたよ」と、うらやましそうに教えました。
言われたネコはこう答えました。「そいつはあとよりじゃ」
成立と背景
上方に伝わる噺です。ネコに袋をかぶせると後ずさりすることから、「あとよりじゃ」という言葉に、ありがた迷惑だから遠慮するという意味を掛けたサゲになっています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

