落語の演目

住吉駕籠すみよしかご

滑稽噺上方落語が原話商売見立て職人

客がなかなかつかない駕籠屋が、底の抜けた駕籠の中を客に歩かせる羽目になり、それを見た子どもの一言で結ぶ滑稽噺。

あらすじ

駕籠屋が道端で客待ちをしているが、目の前の茶店の主人を乗せるふりをされたり、通りかかる武士や酔っ払いにからかわれたりするばかりで、なかなか実入りのある客がつかない。それでも辛抱強く声をかけ続け、次の客を待ち構えている。

ようやく相場の倍にあたる駕籠賃を払うという客が現れて乗せることになるが、実は二人でこっそり乗り込んでいるため、担いでみると異様に重くて仕方がない。訳が分からないまま進むうち、しまいには駕籠の中で客の二人が相撲を取り始め、その勢いで底が抜けてしまう。

底が抜けたことに駕籠屋が怒ると、客たちは修繕代を払うと申し出て、そのまま駕籠をかぶって自分の足で歩いていくことにする。すると、それを見た子どもが、駕籠の下から足が四本のぞいていて、担いでいる駕籠屋の分と合わせると八本もあると、面白がって父親に話しかける。

父親が「あれが本当の蜘蛛駕籠だろう」と答えて締めくくる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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