落語の演目

遠目鏡の黒焼とおめがねのくろやき

滑稽噺商売見立て

煙草盆の上に景色を映して見せる、不思議な粉の話。

あらすじ

商家の主人が、客に珍しいものを見せようと、煙草盆の上に印籠から取り出した黒い粉をのせました。すると浅草の風景がすっかり現れます。

続けて、こんどは駿河の富士山も見せてやろうと、西に向かってフーッと息を吹きかけると、今度は富士山の姿がくっきりと浮かび上がりました。

客が「どうも不思議なものですね。いったいこれはなんです」と尋ねると、主人はこう答えました。「これかい、これは遠目鏡の黒焼き」

成立と背景

望遠鏡を遠目鏡と呼んだ時代の他愛のない小ばなしで、ある演者の演目一覧に名前が見えることから、この事典に採り上げられました。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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