道具屋曽我どうぐやそが
別題: 道具屋芝居
町内の若い衆が道具屋の芝居道具を借りて素人芝居をはじめ、夢中になって道具を壊してしまう芝居噺。
あらすじ
芝居好きの仲間たちが暇にあかせて世間話をしているうち、近所の道具屋がちょうど曽我兄弟の仇討を扱った古い芝居道具をひとそろい引き取ったばかりだと知る。これは面白いと考え、買うふりをして裏の空き地までひとつひとつ運ばせ、見よう見まねの舞台をこしらえていく。
近くの稽古場から三味線の音が聞こえてきたのをきっかけに芝居をはじめると、道具屋の主人も茶碗をこすり合わせて蛙の鳴き声のような効果音を添えてくれる。二人は曽我兄弟の仇討の場面をそれらしく演じ、すっかり気分が乗ってしまう。
夢中になって台詞のやり取りを続けるうち、勢いあまって借りていた道具のあちこちをこわしてしまう。しまったと気づいた二人は代金を払わずにその場を逃げ出そうとするが、道具屋に「あなた方はこの道具を買わないんですか」と呼び止められ、「買わずに帰る」とだけ答えて立ち去っていく。
道具屋に代金を尋ねられた二人が、「買わずに帰る」と答えて立ち去る。
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- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

