菅原息子すがわらむすこ
芝居に夢中な若旦那が芝居がかった振る舞いを続けたあげく、父親を投げ飛ばしてしまう滑稽噺。
あらすじ
芝居好きの若旦那が家に帰るなり、見てきた芝居の登場人物の真似をあれこれと始める。膳に並んだ器の数を数えては芝居がかった台詞で一脚多いと言いがかりをつけたり、出された料理を見て気取った口調で講釈を垂れたりと、何かにつけて芝居の一場面になぞらえた振る舞いをする。
椀のふたを取るときにも大げさな身ぶりで怪しむ台詞を口にするなど、家じゅうの様子がまるで芝居の稽古場のようになってしまう。それを見ていた父親はすっかりあきれてしまい、いい加減にしろと若旦那を叱りつける。
叱られた若旦那は悪びれるどころか、芝居がかった大げさな身ぶりでいきなり父親の体を突き放してしまう。まるで芝居の一場面をそのまま演じているかのような大仰な言い回しで、悪びれることもなく得意げに言い返してしまう。
若旦那が「女房喜べ、せがれがおやじに勝ったわやい」と言い放ってサゲる。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

