落語の演目

シンデレラ伝説しんでれらでんせつ

滑稽噺新作落語親子見立て

息子にせがまれてシンデレラの昔話を聞かせようとした父親が、話をどんどん混同させてしまう新作の滑稽噺。

あらすじ

息子に昔話をせがまれた父親が、シンデレラの話を語り始める。ところが登場する姉たちの家が動物に襲われる場面や、赤い頭巾をかぶった主人公が獣の腹を裂いて姉を助け出す場面など、別の昔話の展開が次々に混ざり込んでしまう。

池に物を落として女神から尋ねられる場面や、三人の姉が授けられる場面など、複数の昔話がひとつに溶け合ったまま話は進む。息子が王子様や舞踏会が出てこないと文句を言うと、父親は舞踏会の場面をあわてて付け加える。

魔法をかけられて舞踏会に出かけるが、着ている衣装のせいでうまく踊れず、刻限の合図とともに乗り物が元の姿に戻ってしまい、主人公はその中に閉じ込められてしまう。転がり込んだ先で川に落ち、洗濯をしていた老婆に拾われる。

川に落ちて割れたその中から主人公が元の姿で現れ、拾ってくれたお婆さんとお爺さんを楽にさせてあげようと、ある商売をはじめたところ大いに繁盛したという結末になる。息子がその結末に納得できずに抗議の声を上げると、父親は苦しまぎれの理屈で切り返してくる。

息子が結末に納得できず抗議すると、父親は「川から流れてきただけに、水商売がついて回る」と答えてサゲる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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