落語の演目

桃太郎ももたろう

滑稽噺戦時中の禁演落語長屋見立て親子

桃太郎の昔話を子どもに聞かせようとした父親が、逆に子どもから理屈っぽい質問攻めにされる滑稽噺。

あらすじ

昔の子どもは素直で、寝る前に昔話を聞かせればそのまま眠ってしまうものだったが、近ごろの子どもはそうはいかない。父親が桃太郎の話をはじめると、「昔々」とはいつのことか、「あるところ」とはどこかと、子どもが細かく問いただしてくるので父親は怒り出してしまう。

子どもは、この話は特定の時代や場所を定めずに作られているので、どの時代のどの土地の子どもにも通じるのだと説明する。さらに、親の恩の大きさを山や海にたとえて、おじいさんとおばあさんを両親に、供に連れた犬と猿と雉をそれぞれ忠義や知恵、行動力に見立てているのだと解説をはじめる。

子どもの話に感心して聞き入っていた父親がいつの間にか眠ってしまうと、子どもが「親なんて罪がないものだ」とつぶやく。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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