お座参りおざまいり
男を隠した娘が、芝居がかりの話術で外へ逃がす話。
あらすじ
年配の両親がお座参りに出かけている間に、娘が男を家に引き入れました。ところが両親が思ったより早く帰ってきます。
娘は驚きましたが、男を帰すために一計を案じました。芝居がかりの身ぶり手ぶりで語り始め、話の中に出てくる男に相手を仕立てて、そのまま外へ送り出してしまいます。
両親は娘の語りに感心しました。「いまお座から帰ったばかりだが、おまえもなかなか話が上手だ。まるで目の前に見てるような」。
成立と背景
「風呂敷」と同じ趣向の上方の噺です。お座とは真宗で説教のことをいいます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

