大師めぐりだいしめぐり
参詣にかこつけて遊びに出た親子が、行く先々で鉢合わせする話。
あらすじ
大師めぐりにかこつけて、南地へ遊びに出かけようともくろむ若旦那と、出入りの魚屋がいました。ところが親旦那も一緒に行くと言い出し、二人はすっかり困ってしまいます。
途中でうまく抜け出せばよいと出かけたものの、なかなか親旦那から離れる機会がありません。ようやくまいて人力車に乗り、意気揚々と繰り出しました。
ところがこちらも久しぶりに遊ぼうと繰り出してきた親旦那と、またばったり一緒になってしまいます。
気まずくなった若旦那が「お父っつぁんですか」と声をかけると、親旦那が言いました。「これせがれよ、お大師さんのおっしゃったことに嘘はないのう」「なんでございます」「落つれば同じ谷川の水じゃ」
成立と背景
上方の噺です。前田勇の「上方落語の歴史」には「内ねりは味が悪い」という異なるサゲが記録されています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

