落語の演目

逆さの蚊帳さかさのかや

滑稽噺上方落語が原話聞き違い江戸夏の噺

江戸見物の二人が団子と炭を取り違え、宿では蚊帳を逆さに吊る話。

あらすじ

田舎から出てきたおじと甥の二人連れが、そろって江戸見物に出かけました。道々あちこちで人に尋ねながら、まずは浅草観音へお参りに向かいます。

途中の菓子屋であんころ餅を食べ、うまいうまいと感心した二人は、別の店でタドンを丸めているのを見て菓子だと思い込みました。「さっきのより安い」と喜んで買って食べたところ、口の中がすっかり真っ黒になってしまいます。

宿に戻ると、布団の上に蚊帳がたたんで置いてありました。二人は使い方を知らないまま逆さに吊ってしまい、入口が見当たらないので、床の間に上がって上から飛び込みます。ドシンバタンという物音に番頭が驚いて駆けつけると、二人はこう言いました。「まことにすみませんが、虫が入るといけませんので、蚊帳のふたをお願いいたします」

成立と背景

短いながらも一つにまとまった上方の噺です。原話は、元禄十七年に江戸で出た笑話本に収められている「山家の者蚊屋を知らぬ事」です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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