材木丁稚ざいもくでっち
足の悪い娘をからかわれた家で、丁稚のとりなしがかえって傷を広げる話。
あらすじ
ある商家の、足の不自由なお嬢さんが、供の丁稚を連れて出かけました。通りかかったのは、大阪は西長堀にある材木浜のあたりです。
これを見た仲仕たちが、さっそく囃し唄にして「向こう通る娘さんは、片足短うて」とはやし立てます。お嬢さんは泣きながら家に帰りました。
父親がカンカンに怒り出すと、丁稚はとりなすつもりで、こう言ってしまいます。「さようでございますとも。片足短いどころか、もう片方が長いくらいでございます」
成立と背景
上方に伝わる話です。原話は、寛永五年に出た安楽庵策伝作の『醒睡笑』に収められている「そでない合点」という一編です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

