落語の演目

黒ん坊くろんぼ

滑稽噺上方落語が原話奉公奉公人

別題: 日本のしわん坊

飯も着物もいらない奉公人を頼んだ男のところへ、思わぬ相手が来る話。

あらすじ

ある男が出入りの口入れ屋に、よく働いてくれるうえに金もほしがらず、飯も食べず、着物も着ないような都合のいい奉公人を探してきてほしいと、かねてから頼んでおきました。

ある日、口入れ屋が「注文にぴったりの者を連れてきました」と男のところへ来ます。見ると、アフリカから来た男でした。飯を食べる代わりに肉を食べ、着物を着る代わりに裸のままで過ごしています。日本見物のために来ているので、給金も要らないといいます。

注文どおりの条件がそろっていることに驚いた男は、思わず声をかけました。「おまえがアフリカの黒ん坊か」すると相手も負けずに切り返しました。「おまえが日本のしわん坊か」

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ