鰻の天上うなぎのてんじょう
頭を空へ向けたばかりに、鰻とともに天へ昇ってしまう話。
あらすじ
鰻を料理してくれと頼まれた男が、うっかり鰻の頭を空へ向けてしまいました。そのまま鰻に引かれて、天へのぼっていきます。
一年たっても帰らないので、妻子は弔いを出しました。そこへ空から短冊が落ちてきます。
短冊には「去年のきょううなぎとともにのぼりしが、今に絶えせずのぼりこそすれ」とあり、裏書きに「手を離すひまがないので、代筆をもって申し入れ候」。
成立と背景
上方の噺で、原話は延享四年に上方で出た『軽口花咲顔』の「触の天上」です。「月宮殿星の都」へ続けて演じるときは、サゲの短冊のくだりを切って演じます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

