落語の演目

今が見始めいまがみはじめ

滑稽噺上方落語が原話江戸

水仙をしきりに褒めていた客が、花の心得はないと明かす短い話。

あらすじ

冬のある日、座敷の床に水仙が一本活けてありました。客がこれを見て、めずらしいものだとしきりに感心しています。

亭主は、この人は花の心得があるらしいと思い、ずいぶん花に関心をお持ちのようですねと声をかけました。すると客は、いや心得はありませんと答えます。

亭主がご謙遜でしょうと重ねると、客が言いました。「いや、寒の内ににんにくの花が咲いたのは、今が見始めです」。

成立と背景

上方の噺で、原話は宝永二年に上方で出た『軽口あられ酒』(露の五郎兵衛作)の「水仙を知らぬ人」です。にんにくをねぎに替えたのが安永二年に江戸で出た『聞上手』の「早咲」です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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