落語の演目

地震加藤じしんかとう

滑稽噺上方落語が原話若旦那

主家をしくじった男が、加藤清正の辛抱の話を聞かされて詫びに行く話。

あらすじ

清八という奉公人が、主家の子供のわがままに腹を立ててなぐってしまい、主家をしくじって出入りを止められます。強情な質でなかなか詫びに行こうとしません。

見かねた隠居が、加藤清正の逸話を聞かせます。清正は小西行長や石田三成にねたまれて太閤の勘気をこうむりましたが、桃山で大地震が起きたときまっ先に太閤のもとへ駆けつけ、勘当を解かれたという話でした。

これを聞いた清八は、どこかに地震か火事が起きないかと探し歩くようになります。すると自分の家の向かいから火が出たので、一キロほど離れた主家までかけつけました。

主人は、清八が地震加藤の話を聞かされてやってきたのだとすぐに察しますが、その心がけに免じて勘当を許すことにします。

主人が「そのかわり、私が死んでもせがれの代まで勤めておくれ」というと、清八は「そりゃあなたを太閤さんと思うくらいですから、関白の代まで勤めます」と応じました。

成立と背景

二代目桂文之助が作った上方ばなしです。忠義者として知られる加藤清正の逸話を下敷きにした地口噺として演じられています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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