落語の演目

魔風まかつせ

滑稽噺上方落語が原話聞き違い与太郎

別題: 舞風、天狗風

つむじ風の呼び名を教わった与太郎が、言葉を次々に取り違える話。

あらすじ

頭に手ぬぐいをかぶって家に上がってきた与太郎は、目にほこりが入ったわけを家の者から尋ねられましたが、うまく理由を説明することができずにいました。

教えてくれた男によれば、つむじ風が吹いてほこりが立つのは魔が通るからで、それで魔風というのだと言います。与太郎はその由来を得意げに聞き覚えました。

与太郎は早速よその家へ出向き、覚えたばかりの講釈を始めようとしましたが、肝心の魔風という言葉をすっかり忘れてしまい、もう一度もとの男のところへ聞きに戻ります。

男はあきれながらも、魔とは狗賓さんのことで、狗賓さんとは天狗さんのことだと重ねて教えてやりました。与太郎はこれをまた覚え込み、勇んで別の家へ向かいます。

与太郎は覚えたはずの中身をまた取り違え、天狗さんについて聞かれると、こう答えてしまいました。「花立てさんのことよ」

成立と背景

作中で天狗を狗賓と呼ぶくだりがあり、この呼び方が使われていることから、上方で作られたはなしだと分かります。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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