落語の演目

反対車はんたいぐるま

滑稽噺上方落語が原話

別題: いらち車

急いで駅へ向かう客が、遅い人力車から勢いのよい人力車に乗り換えるが、速すぎて目的地を何度も行き過ぎてしまう。

あらすじ

上野駅まで急いで行きたい男が、通りかかった人力車を呼び止める。ところがその車は古びていて、車を引く車夫は年を取っている上に、前日まで入院していたということもあって思うように進まない。他の車に次々と追い抜かれてしまうので、男はしびれを切らして途中で車を降り、次の車を探すことにする。

しばらくすると、今度は大層威勢のいい若い車夫が引く車がやって来た。男が乗り込もうとする間もなく車は勢いよく走り出してしまう。乗ってからもすさまじい速さで進み、道に転がっている土管を飛び越えたり、走っている電車と競走をして勝ってみせたりする。

男が車を止めさせると、すでに目的の上野駅を通り過ぎてしまっていた。引き返させても、勢いがつきすぎてまた通り過ぎてしまう。男はどうしても今夜の最終列車に乗らなければならないので、車夫に今は何時かと尋ねてみることにする。

車夫に今は何時かと尋ねると「午前三時」と返ってくる。今夜の最終列車には間に合わないと分かると、車夫は「その代わり、一番列車には間に合います」と告げる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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