松竹梅しょうちくばい
婚礼の祝いに口上を述べる稽古をした三人組が、本番で一人だけ台詞を忘れ、縁起でもない言葉を口走ってしまう噺。
あらすじ
名前がめでたいということで、出入り先の婚礼で余興の口上を任されることになった三人が、隠居の勧めで謡曲調の節に合わせた台詞を稽古する。三人がそれぞれ一言ずつ受け持ち、最後にそろって祝いの言葉を述べる段取りである。
ところが婚礼の本番になると、三人目が受け持つ肝心の台詞がどうしても出てこず、振られるたびに縁起の悪い言葉ばかりを口走ってしまう。座がしらけてしまい、きまりが悪くなった三人目はそのまま座敷から逃げ出し、稽古をつけてくれた隠居のもとへ戻って一部始終を報告する。
隠居は逃げ帰った男が今どうしているかを尋ね、きまりが悪いのか座敷の隅で小さくなっていたと聞かされると、根がめでたい名前を持つ人物なのだから、今頃はきっと機嫌を取り直しているだろうと請け合って聞かせる。
隠居が「根が梅さんだ、今時分は一人で開いているだろう」と言ってサゲる。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

