落語の演目

引っ越しの夢ひっこしのゆめ

滑稽噺上方落語が原話戦時中の禁演落語番頭女中奉公

別題: ロ入屋

大店に新しい女中が来ることになり、下心のある番頭や店の者たちが夜中にこっそり近づこうとして、次々と失敗する。

あらすじ

ある大店に、口入屋から新しい女中が来るというので、店中が浮き立って大騒ぎになる。女中がやって来ると、番頭は早速自分の立場をひけらかしながら世話を焼き、下心があることをそれとなくほのめかす。案の定その日は店を早じまいにし、まだ日の明るいうちから小僧や丁稚を寝かしつけてしまう。

最初に目を覚ました二番番頭が、女中部屋へ夜這いに行こうとする。ところが暗く、中二階へ上がる梯子段も外されていたので、天井から吊るした棚に足をかけて上ろうとする。すると縄が古くなっていて棚が崩れ、二番番頭は肩でその棚を担いで支える格好になってしまう。

続いて一番番頭も同じ企みで棚を足場にしようとし、反対側の縄を切ってしまい、もう片方の棚を肩で担ぐことになる。三人目の店の者は、明かり取りの窓から入ろうと井戸に取り付くが、留め金が外れて井戸に落ちてしまう。

騒がしいのに気づいた主人が様子を見にやって来ると、三人は素知らぬ顔でいびきをかいて眠ったふりをする。何をしているのか、夜中にどんな夢を見ているのかと問われた三人が声をそろえて答える言葉で、話が締めくくられる。

何をしているのかと問う主人に、三人は「引っ越しの夢を見ております」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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