落語の演目

そってん芝居そってんしばい

滑稽噺上方落語が原話医者

見舞いに行くはずの男が、床屋と芝居を演じて出そびれる話。

あらすじ

堺にいる伯父が、大勢の医者にかかってももう危ないという知らせが届きました。急いで見舞いに向かおうとする男ですが、まずは近所の床屋でさかやきを剃ってもらうことにします。

ところがこの床屋も大変な芝居好きで、二人は話がはずむうちに忠臣蔵の大序から三段目までをすっかり演じてしまいました。このままでは堺へ行けなくなると気づき、芝居はやめにします。

それでも「そってんそってん」という芝居の囃子の調子に乗せられ、まげを結い上げてしまう始末です。ようやく駕籠屋を呼んで堺へ向かおうとしました。

駕籠屋から、近ごろは物騒だから着物を脱いで裸で乗ってくれと言われ、男は言われた通りにします。案の定、途中で追いはぎが現れました。

駕籠の中を改めた追いはぎは、裸の男を見つけて驚きます。「どうしたんじゃ」とたずねると、男は答えました。「もうあっちですんだんじゃ」

成立と背景

上方の噺で、先代の小南が演じました。東京では「蔵前駕籠」として、後半部分を同じ筋で演じます。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ